実話がベースの本作は、第2次世界大戦中に出會った日本海軍軍人とイタリア人たちの物語。1943年9月、潛水艦コマンダンテ?カッペリーニ號は物資輸送のために日本へ向かっていた。出発時は日本と同盟を組む樞軸國だったが、カッペリーニ號の出航後にイタリアは連合國側へ寢返る。乗組員のアベーレ、シモーネ、アンジェロはイタリアが日本の敵國になっていることなどつゆ知らず、大歓迎されることに期待していた。そんな3人を待っていたのは、鬼の形相をした日本海軍少佐?速水洋平。彼はカッペリーニ號を戦闘用に武裝し直して帝國海軍に編入させる計畫を立て、その艦長の座に就く。そして乗組員として、捕虜になったアベーレたちを採用。一方、速水の妹?早季子はイタリア人たちの面倒を実家の旅館で見ることになるが、アベーレが早季子に一目惚れし、速水の逆鱗に觸れてしまう。